石巻広域圏のあらまし

最終更新日:2017.08.10

圏域の特性

石巻広域圏は宮城県の北東部に位置し、中心都市である石巻市は、仙台市から約50kmの距離にある。圏域の中央には一級河川「北上川」が貫流し、東部一帯はリアス式海岸の南三陸金華山国定公園の区域、北部と西部は仙台平野に連なる広大な耕地、南西部は日本三景の一つである「松島」に接している。

東北地方の中部太平洋側に位置するため、季節風の影響により内陸地方と比べて寒暖の差と一年を通しての降雨量も少なく、気候的に過ごし易い地域といえる。

圏域の産業・観光

仙台平野に連なる肥沃な耕地と世界三大漁場である金華山沖をひかえていることから、古くから農業や水産業が盛んです。ノリやカキの養殖は全国的に有名であり、市場には新鮮で豊富な魚介類が年中水揚げされています。農業では「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の主産地としても有名であり、北限の茶や品質の優れた野菜などと共に全国に出荷されています。

また、近年では三陸自動車道の延伸による産業・流通拠点の整備が図られるとともに、重要港湾である石巻港(工業港)を拠点に海外との貿易が活発化しています。

観光面では、三陸復興国立公園や日本三景の松島の一部である奥松島、万石浦、旭山県立自然公園、北上川など、雄大で豊かな自然景観を有しています。

圏域の現状と課題

平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」の地震や大津波により、石巻広域圏2市1町の沿岸部では、多くの住家・事業所が全壊・流失、圏域全体で、死者・行方不明者数は6,000人を超える被害を受けました。

震災後6年が経過し、組織市町においては復興事業が着実に進む中で、「再生期」から「発展期」へつなぐ大事な年となっております。

住環境の復興事業にあたっては、復興住宅への入居や宅地供給が始まり新しい街が形成されてきており、産業における復興事業は、沿岸部を中心に各施設等の産業基盤の整備が本格化し、主産業である水産業を中心とした再生・産業の底上げが図られています。

また、観光面では、海、川、山といった自然景観に恵まれており、それらの利活用のほか、東日本大震災最大の被災地でもあり、震災記憶の継承といった震災の風化防止の取り組みも併せ、観光関連施設や観光ルート等の観光産業の復興を図りながら、その整備充実が課題となっています。