石巻広域圏のあらまし

最終更新日:2021.08.11

圏域の特性

石巻広域圏は宮城県の北東部に位置し、中心都市である石巻市は、仙台市から約50kmの距離にあります。圏域の中央には一級河川「北上川」が貫流し、東部一帯はリアス式海岸の三陸復興国立公園の区域、北部と西部は仙台平野に連なる広大な耕地、南西部は日本三景の一つである「松島」に接しています。

東北地方の中部太平洋側に位置するため、季節風の影響により内陸地方と比べて寒暖の差と一年を通しての降雨量も少なく、気候的に過ごし易い地域と言えます。

圏域の産業・観光

仙台平野に連なる肥沃な耕地と世界三大漁場である金華山沖をひかえていることから、古くから農業や水産業が盛んです。ノリやカキの養殖は全国的に有名であり、市場には新鮮で豊富な魚介類が年中水揚げされています。農業では「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の主産地としても有名であり、北限の茶や品質の優れた野菜などと共に全国に出荷されています。

また、近年では三陸自動車道の延伸による産業・流通拠点の整備が図られるとともに、国際拠点港湾である仙台塩釜港石巻港区(工業港)を拠点に海外との貿易が活発化しています。

観光面では、三陸復興国立公園や日本三景の松島の一部である奥松島、万石浦、県立自然公園旭山、北上川など、雄大で豊かな自然景観を有しています。

圏域の現状と課題

平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」の地震や大津波により、石巻広域圏2市1町の沿岸部では、多くの建築物が全壊や流失し、圏域全体で、死者・行方不明者数は6,000人を超える被害を受けました。

震災から10年が経過しましたが、国においては、地震・津波地域は復興の総仕上げの段階とし、令和3年度以降の5年間を第2期復興・創生期間と位置づけ、復興庁の設置期間の延長等の対応を行っており、宮城県においても、「新・宮城の将来ビジョン」の初年度を迎えるにあたり、被災地域の実情を踏まえ、復興の完遂に向けたきめ細やかなサポートを実施することとしております。石巻広域圏2市1町においては、残されたハード事業を着実に推進するとともに、被災者の心身のケア及びコミュニティ形成等にきめ細やかな支援を行うこととしております。

石巻圏域は、海、川、山といった自然景観に恵まれており、また、東日本大震災最大の被災地として、震災記憶の継承といった取り組みも併せ観光面に力を入れてきましたが、昨年より引き続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、地元経済はもとより多方面で深刻な問題となっています。

新しい生活様式がすすめられる中、この状況をどう立て直し、安全・安心なまちづくりを進めていくのか、新たな課題となっています。