理事長の部屋

最終更新日:2024.02.20

令和6年度施政方針

 令和6年石巻地区広域行政事務組合議会第1回定例会に、令和6年度一般会

計予算並びに諸案件を提案するにあたり、本組合の運営に取り組む施政の方針

を御説明し、議員並びに圏域住民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じま

す。

 まず、本年1月1日に発生しました「令和6年能登半島地震」により、犠牲

となられました多くの方々に、改めて御冥福をお祈り申し上げますとともに、

被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。

 東日本大震災の最大の被災地である石巻圏域として、我々が経験したノウハ

ウをしっかりと伝えながら、被災された方々の1日も早い復旧復興に役立てて

いただけることを願っているところであります。

 さて、昨今の世界的なエネルギー価格や資材等の物価高騰の影響により、地

域経済は厳しい状況であり、また、人口減少、少子高齢化など我々石巻圏域に

おきましても諸課題を抱えておりますが、限りある財源の有効活用と、持続可

能な財政運営の実現に向け、引き続き取り組んでいくこととしております。

 本組合といたしましても、石巻圏域の共同処理事業について、必要性・緊急

性・優先性を重視しながら、事業内容を精査し経費の節減に努め、効率的な事

業運営に取り組んでいく所存であります。

 それでは、石巻圏域の今後を見据えつつ、令和6年度本組合の共同処理事業

を実施するにあたり、重点的に取り組むべき施策の考え方について、御説明申

し上げます。

 初めに、ふるさと市町村圏基金事業でありますが、圏域一体感のある文化振

興としての、「おにぎり大使派遣事業」、「社会教育施設無料開放事業」、「

圏域紹介事業」、「ふるさと探訪ツアー事業」の4つの事業を令和6年度も実

施してまいります。

 石巻圏域の将来を担う小中学生の人材育成として、主体性、自主性を育み国

際化に対応した人材の育成、並びに圏域の歴史、伝統、文化を学び体験する場

の提供をしてまいります。

 また、石巻地域を圏域内外に発信し、地域に密着した事業を柔軟な姿勢で積

極的に進めてまいります。

 次に、介護認定審査会運営事業でありますが、石巻圏域においても人口が減

少していくなか、高齢者の占める割合が増加していくことが予想されており、

高齢者一人ひとりが住み慣れた地域で可能な限り自立した生活ができるよう支

援するため、本事業の果たす役割は重要なものとなっております。

 介護保険法の改正を見据えて、多様化する認定審査を円滑に進めるために、

組織市町と連携を図りながら、公平・公正で迅速な審査判定を行うため、審査

会の開催及び適正な介護認定審査会の運営に努めてまいります。

 次に、圏域住民の生活に直結する重要な事業であります清掃施設部門の、石

巻広域東部衛生センター及び石巻広域クリーンセンターの施設の運営でありま

すが、東部衛生センターにつきましては、昨年4月に施設を統合し安定した処

理を行っております。

 また、一昨年の6月に発生した汚泥焼却炉爆発火災により復旧整備を進めて

おります東部衛生センター汚泥焼却炉につきましては、資材等の調達が世界的

に逼迫していることから、令和5年度中の復旧が困難となったため、本年8月

の再稼働に向け、安全対策を講じて復旧を行い、より一層、施設の安全と安定

した処理を行ってまいります。

 次に、クリーンセンターについてでありますが、石巻圏域の循環型社会形成

推進地域計画を昨年11月に策定し、新ごみ処理施設整備に向けた準備を開始

したところであります。

 令和6年度から新施設に係る処理規模、処理方式、適地選定など3か年計画

で基本構想・基本計画等の策定を行ってまいります。

 また、現在、組織市町がそれぞれ行っているプラスチック資源の分別収集及

び再資源化に向けた取組など、今後の「石巻圏域におけるごみ処理行政のあり

方」について、新施設建設を見据え、引続き組織市町と連携し、調査・研究を

行ってまいります。

 次に、常備消防でありますが、火災、救急、救助をはじめ、風水害等の自然

災害への対応と火災予防対策に万全を期するため、消防施設や消防装備の整備、

人材の育成を推進し消防力の維持、強化を図り、住民生活の安全・安心の確保

に努めてまいります。

 消防施設の整備につきましては、河北消防署庁舎の建て替えが完了し、令和

6年度に本格運用する見込みであります。また、消防指令センターにつきまし

ては、指令業務の共同運用に向け、登米市消防本部、気仙沼・本吉広域消防本

部と指令センター整備の設計業務を進めており、指令システム及びデジタル無

線の整備、さらに本消防本部庁舎の改修工事を進めてまいります。

 消防装備につきましては、消防車両更新計画により消防車両5台を更新配備

するほか、必要な装備を更新するなど、増加傾向にある水害や多様化する災害

に対応してまいります。

 人材育成につきましては、高度化する消防技術を習得するため、消防大学校、

消防学校、救急救命研修所での研修のほか、ドローン操縦者の養成や車両運転

技術向上を図るなど、消防力の充実に努めてまいります。

 また、令和6年度における消防防災に係る各種事業の対応につきましては、

全国消防操法大会の開催に係る消防対応等について、関係機関と連携し万全の

支援体制で適切に対応してまいります。

 以上が、令和6年度における広域行政事務組合としての主な取組の概要であ

ります。

 議員各位並びに圏域住民の皆様におかれましては、広域行政事務組合の運営

に対し、一層の御理解と御支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げまし

て、令和6年度の施政方針とさせていただきます。